■2024/03/20(水) 世田谷区都市デザイン課企画「都市デザインフォーラム」に参加
上北沢の桜並木は、地域風景資産86箇所の中のひとつです。
「地域風景資産のこれまで×これから」というタイトルで、以下の1ページに示している案内の内容でフォーラムが開催されました。
当日の会場には、すべての地域風景資産の案内がありました(会場の壁にポスターが貼ってありました)。
各風景資産を中心に地域活動している団体は案内ポスター近くに活動内容を示すパンフレットを置きました。

写真左:フォーラム開催前の会場風景、写真右:会場展示風景
 
写真左:展示状況、写真右:桜並木会議の案内
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以下、PDFファイルの2ページから6ページ目に示したものが、「上北沢桜並木会議」が作成・設置したものです。
世田谷区都市デザインフォーラム2024・資料(PDFファイル)

■2024/03/09(土) 花芽観察会を行いました
時間:10:00〜12:30
参加人数:一般の方26人、区および造園業者3人、桜並木会議7人、石井樹木医を加えて合計37人

気温は春の陽気ですが、強風の中、配布した資料を確認するのにもつらい時間で観察会を行いました。
桜並木会議では個々の桜にNoをつけ、それぞれの評価記録を管理しています。
現在1番から51番まで番号を付けていますが、桜として現存しているものは43本です(残りは新しく植栽を行うか否か未定です)。

桜並木の現場には合計36人の方々が熱心に石井樹木医のお話を伺いました。
街路樹として、戦後間もない時間の桜を含めて、それを維持・管理をしているのは全国でも珍しいとのことです(石井樹木医談)。
今回の花芽観察会による評価結果では、「Aランク」から「Bランク」へ降級したものが5本あります。
10年以内の若木も根元の土壌による影響で、徐々に勢いが落ちてきたものがあります。
評価表を見ると年々衰えていく結果となり、仕方がないとはいえ寂しい気がいたします。

後半の区民センターにおけるセミナーには現場参加者のほとんどの方が見えて、30人収容の部屋が一杯になりました。
セミナーでは講師である石井樹木医に対しては、桜以外のことも含めていろいろな面からの質問が飛び、限られた時間が少なかったような状況でした。

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【観察結果】

画像左:桜の位置図、画像右:桜診断一覧
<画像をクリックすると別ウィンドウが開きます。>

■2024/02/04(日) 桜の成長度測定
比較的新しい桜について、その成長度合いを高さ1.3mの位置の胴回りの測定で判断しています。
調査結果は下記PDFファイルをご参照ください。
地上高1.3mの位置の胴周囲(令和6年2月4日調査)(PDFファイル)

・成長がほとんど止まっている桜:No3、15、42の3本
・ここ数年における成長が少ない桜:No17、43、50の3本
来る3月9日に行われる花芽観察会で石井誠治樹木医のコメントをいただく予定です。

■2024/02/04(日) ポスター貼り(花芽観察会)
時間:14:00〜15:30
桜並木の桜の通通行人から見やすい位置に、花芽観察会のポスターを10枚貼りました。

■2024/01/28(日) 上北沢の桜に関する新年会の開催
上北沢桜並木会議の活動が新しい内容に乏しく、新しい会員が集まらないことを心配された石井誠治樹木医さんからの提案で、「新年会」が計画され、それを実行しました。
そのきっかけは、昨年(2023年)12月2日(土)に放映された「アド街ック天国」で上北沢駅周辺が取り上げられた時に、紹介順序の最後に「1番」として「上北沢の桜並木」が紹介され、石井誠治さんが説明者となったことによります。
その番組自体は全体として「京王線の各駅しか止まらない駅」しかし「素敵な街上北沢として」紹介され、地元民でも知らないことが多くあったことが始まりです。

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・参加者の募集:過去3年間の「花芽観察会」に参加された方
・開催日時:2024/01/28(日) 15:00〜17:00
【内容】
@現在の桜並木の活動紹介
・地域風景資産やせたがや百景との関連
・「レッツ上北沢まちあるき」の紹介
・上北沢桜並木会議の現状と過去の活動実績の紹介
A石井誠治樹木医さんからの桜並木の歴史と現状及び今後の方向性
・関東大震災の翌年に住宅地上北沢が募集されたこと
・その時に植えられた桜と現在の桜並木の変遷
・ソメイヨシノだけではない今後の桜並木
・これからの「区と協働した桜並木の維持管理」
B自己紹介と質疑応答
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参加者は20人、2時間の時間が短く感じられ、出席者への質疑応答時間が少なく、今後の課題となりました。